読み聞かせ絵本555冊「朝日新聞」07年2月15日号に紹介されました
 読み聞かせ続け33年 川瀬紀子さん お勧め作品集を出版

 マッチをすって赤いろうそくに火がともると、川瀬紀子さん(67)=写真=のおはなしの始まり。「むかしむかし、ある国にとてもわがままなお姫さまがいました・・・・・・」
 船橋市宮本の自宅の一室を開放した「きりなし文庫」で、本棚に囲まれたテーブルが物語の入り口となる。
 グラフィックデザインの傍ら、地域の子どもに本を貸したり読み聞かせをする文庫活動を仲間とはじめて33年余り。
 「絵本は読んでもらうもの」と、朗読や語りにお勧めの作品を集めた「読み聞かせ絵本555冊」(アメジスト・アート出版)を発行した。 
 本は、川瀬さんが隔月に発行する「おはなしおはなし通信」の仲間約60人が実際に図書館や幼稚園などで読み聞かせをし、推薦したものから選んだ。対象年齢、所要時間、読み聞かせのポイントを一覧表で紹介。冒頭には絵本の持ち方やプログラムなど実践例を載せた。
 「読み聞かせや『おはなし』を通して、大人は子どもと夢を共有できる」と川瀬さん。特に若いお父さんに読んでほしいという。
 本の問い合わせは同出版(047-425-4898)へ。